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People searching desperately outside themselves, Caught up in thinking of what never helped And I'd forgotten too that love exist inside of me as in those that I wanted from- I feel you now
08.Je n'etais pas pleurer parce que j'etais d'.「ここでいっか…はい、も座って!」 「あ、うん」 カフェに着いた私たち、適当な場所を選びアキラが先に座り、私にも座るよう促してきた。 私は気まずさを隠しながら嘘の笑顔で彼女に笑いかけ椅子に座った。 だけど、カフェの中は街同様人々の声で溢れているのに私たちの間には会話が始まらない。 数分の沈黙の後、先に口を開いたのはアキラの方だった。 「今度ね、景吾に料理作ってあげようと思うの」 「えっ…あ、そうなんだ」 「でさ、は景吾の好きなものとか嫌いなものとかって知らない?」 “料理を作ってあげようと思うの”それは付き合っている恋人だから言える言葉。 そんなアキラの言葉に私の心にどす黒い何かが渦巻いていく。 それは、とても醜い嫉妬の塊。 「確か…ローストビーフが好きだったんじゃないかな」 「景吾、ローストビーフが好きなの?」 「あ、うん。…知らなかった?」 私は彼女であるアキラが景吾の好きな食べ物を知らないことに驚いた。 私が彼の家へ遊びに行った時にこれが一番好きだとかなんだとか言って夕食で御馳走になった覚えがある。 「そっか、やっぱり本当なんだ…」 「えっ?」 私の言葉にアキラは俯き加減で私にも聞こえる声でそう呟いた。 私は目の前の彼女の変わりように困惑するしかない。 すると不意にまたアキラが口を開いた。 「…私ね、景吾に……フラれちゃった」 アキラのそんな言葉と今にも泣き出しそうな笑みに私は頭の中が真っ白になった。 景吾がアキラをフった?何で?どうして? 「…な、んで!どうして!?だってこの間まではっ」 「!景吾はね、私のことが好きで付き合ってた訳じゃなかったんだよ」 「好きじゃ、なかった…?」 いきり立ち半ば叫び気味の私にアキラは悲しそうな表情のまま淡々と言葉を紡いでいく。 私はそんなアキラの言葉にただただ混乱し、疑問を浮べるばかり。 ついこの間までは二人で楽しそうに笑い合ってたじゃない、なのにどうしてイキナリ? 「景吾は嘘でももう私と付き合い続けられないって…が好きだから」 「な、に言って…」 景吾が私を好き?だからアキラとはもう付き合えない? だって、景吾は私の質問にアキラとは上手くいってるって、そう言ってたじゃない。 「と景吾、前に付き合ってたんだって?それで私の為に別れたって」 「違っ…確かに付き合ってたけどアキラの為とかそんなんじゃ」 「いいの、分かってるから。私が景吾のことを好きになったって言ったから別れたんでしょ?」 表情は泣きそうなままなのに、私に向かって強気でそう言うアキラに私は黙るしかなかった。 きっと何を言ったって私の嘘なんて直ぐ見破られてしまう。 「ごめ、なさい…今まで嘘ついてて、ごめんなさいっ!」 アキラの顔をまともに見ることが出来ず、私は顔を俯けたままそう謝罪の言葉を言った。 泣きたくなんてないのに、目から涙が溢れ出して止まらない。 いったい私の嘘でアキラはどれだけ傷ついたのだろう、どれだけ悲しんだのだろう。 私のせいでアキラと景吾の二人を傷つけ悲しませてしまった。 「馬鹿だなぁ。1人で私の為に自分の気持ちを偽って、抱え込んで、ホント馬鹿」 そんなアキラの声が聴こえてきたかと思うと、頭を撫でる優しい手を感じた。 アキラの私を労わる言葉と、その手の温もりが嬉しくて私は更に止まらない涙を流し続けた。 「ごめんね、気付いてあげられなくて…」 「違っ…アキラのせいじゃっ!…私がアキラも景吾も傷つけてっ…」 「だったら、その償いはちゃんとしてもらわないとね」 「私アキラの望むことだったら何でもする、ちゃん傷つけた分償いをさせてっ…」 貴方だけが唯一私自身を見て、信じてくれた、友達になってくれた。 貴方がいなかったら今の私はいなかったの、だから貴方の為なら何でも償う。 「良い心掛けね。じゃあ約束!景吾にちゃんと自分の本当の気持ちを伝えておいで」 「えっ…だって、それじゃあアキラはっ」 「良いの、私は今まで夢を見せてもらったわ。嘘でも景吾と付き合えて幸せだった」 そう言って微笑むアキラの笑顔は私の大好きな彼女の顔で、私も涙を拭って笑顔で応えた。 彼女と友達になれて本当に良かったと、私は心の底からそう思えた。 私は笑顔で見送ってくれるアキラを後に、景吾の家へと向かった。 b a c k or n e x t やっとここまで来ました。ついに次回で完結、最後までお付き合いくださると嬉しいです。 にしてもヒロインの友達ちゃん自分で書いといてなんですけどイイ子すぎる。 こんな子そうそういない(笑)できたら番外編か何かでこの友達も幸せにしてあげたいな。 あとは跡部と別れた時の心中とか色々と書いてみたい。うし、時間を見つけていつか書きます(笑 この夢を気に入って頂けたならポチリ (2010.02.03 スルガ) |