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People searching desperately outside themselves, Caught up in thinking of what never helped And I'd forgotten too that love exist inside of me as in those that I wanted from- I feel you now
05.Tout comme mon garcon, je peux.私と景吾が別れる結果になってしまったのはアキラの一言からだった。 休日にアキラと共に訪れたカフェで彼女の話を何気なく聞いていた。 「ちょっと、私の話ちゃんと聞いてる?」 「えっ?あ、うん。ちゃんと聞いてるよ」 ボーっと彼女の話を右から左に流して景吾のことを考えていると アキラは私が真剣に話を聞いていないことに気付いたのか、そう声をかけてきた。 突然のことに私が詰らせながら応えるとアキラは一瞬顔を顰めたものの直ぐ話を再開した。 今度は考えを中断して彼女の話に耳を傾けた。 「それでね、この間すっごい格好良い人に偶然ぶつかっちゃってね」 「何?もしかして惚れたとか言う気?」 「やっぱりには解ったか」 私は半身半疑でそうアキラに聞いてみると彼女は笑顔でそう言った。 ぶっつかったって、顔の格好良さだけで好きになっちゃった訳か。 「それって性格が良いか分かんないじゃん。大丈夫なの?」 「大丈夫、大丈夫!絶対性格も良……あ!あそこ、あそこにいる!」 アキラがいきなり叫びだしたかと思うと、ある方を指差した。 私は少し怪訝な顔をしながら、の指差した方を振り向いた。 その先に見つけたのはコーヒーを注文している景吾の姿。 「えっ?…えっと、どの人?」 「どの人って、あの人よ!今コーヒー買った人!」 そんなアキラの言葉を聞いた瞬間、私の周りだけ時が止まったような錯覚がした。 彼女が好きになった人が景吾だなんて想像もしなかった。 ここで「彼は私の恋人だから駄目」って言ったらアキラはどんな反応をする? 「ほ、本当にあの人がぶつかった人なの?」 「そうだよ!って、もしかしての知ってる人?」 私の質問に返してきたアキラの言葉に私はギクッとした。 彼女になんて言えばいいのか分からない。 本当のこと?それとも嘘のこと? 『じゃあ、今日から私とは親友ね!』 『…良い、の?』 『もちろん!だから、私に隠し事はしちゃ駄目だよ?』 フッと、そんなアキラとの昔の会話を思い出した。 昔、友人の恋人を私が奪ったと噂を流され嫌われていた私に彼女だけは周りを気にせず 優しく声をかけてきて、親友だと言ってくれた。 そんな彼女を悲しませるようなことはしたくない。 今まで色恋の話に全く興味のなかったアキラが初めて好きになった相手が景吾。 「…ううん、知らない人だよ。確かに好きになっちゃうくらい格好良い人だね」 「あぁ!私が好きになったんだからは駄目よ!」 「……大丈夫、私…っ当分恋人作る気、ないからさ」 自分で言っておきながら心が締め付けられるように痛い。 本当にこれで良いのかな?でも、今更言った言葉を撤回することなんて出来ない。 目の前で嬉しそうに頬を染めながら景吾を見つめるアキラの姿を見ていたら 本当のことを告げる勇気なんて、私にはなかった。 「やっぱり格好良いな。ねぇ、どうやったら彼と仲良くなれるかな?」 「…さり気なく、話かけてみたら?アキラ可愛いから、さ」 吐き出す言葉が全て震えているように思えるのは私だけなのだろうか? きっと、そうだとしてもアキラは景吾に夢中で私の異変になんて気づいていないだろう。 「…景吾と、別れなきゃいけないの?」 私はアキラには聞こえない程度の声でそう呟いた。 彼女に自分から嘘を言っておきながら泣きそうになるなんて……。 こんな私には泣く資格なんてない。 これから景吾を傷つけてしまうことになるんだから。 私が別れを告げたら、貴方はどんな顔をするだろうか? 『、俺の傍から離れんじゃねぇ』 『景吾…うん!絶対景吾が嫌がったって離れてあげない』 脳裏に蘇る景吾との会話、いつの間にか自分の頬には涙が流れていた。 幸いアキラは相変わらず景吾を見つめていて私のことには気がついていない。 私は涙を拭うと、コーヒーを飲んでいる景吾に目を向けた。 もう後戻りは出来ない。 まさか、こんな風に景吾の傍を離れる日が来るなんて。 ねぇ景吾、本当は今でも貴方を愛しているの……―――――。 b a c k or n e x t そして跡部は全く登場しないターン。取り敢えず別れた経緯です。 正直スルガ的にはこんな展開になっても「ごめん、あれ私の彼氏なんだ☆てへ」とか言って別れてなんかやりません。 けど世の中こういう子もいるわけなんですよ。考えが幼かったり無駄に大人びてたり。狭間で揺れてるみたいな。 あれ?何が言いたいか分かんなくなっちゃった(強制終了 この夢を気に入って頂けたならポチリ (2010.02.03 スルガ) |