People searching desperately outside themselves,
Caught up in thinking of what never helped
And I'd forgotten too that love exist inside of me as in those that I wanted from-

I feel you now





Vous n'avez pas besoin d'un heureux, comme la douleur scoop, s'il vous plait.




この状況はどうしたものだろうか。
正直この現状を私の脳は把握しきれないでいた。


「……………」
「……………」


祝日の人も賑わうカフェ。
つい先週の日曜にも親友と訪れていたこの場所で現在 私の向かいに座っているのはその親友のアキラではなく、親友の恋人である跡部景吾だった。
ここに親友の姿はなく、他に連れがいるでもなく、どう見ても彼は一人のよう。

どうしてこうなったのだろうか。
今日は特に予定もなかったので暇潰しに図書館で本でも読もうと思い、 確か昼食を先にとってから行こうとこのカフェに立ち寄ったのだ。

それからカウンターで昼食を注文して席に着いて食事を始めてから数分、向かいの席に人が座った。
それが跡部くんで、彼は何か言うでもなくそのまま本を読み始めたんだ。


「あの、跡部くん…?」


私が躊躇いがちにそう声をかけると彼は「何だ?」という顔でこちらを向いた。
彼が座ってから何分も経ってるだけに話しかけにくい。


「何でこの席に座ったの?私、今日はアキラと会う約束してないよ?」
「んなこた分かってる。満席で一人のお前見つけたから座っただけだ」
「そ、なんだ…まぁ、そうに決まってるよね」


私がそう言うと跡部くんはまた本に視線を戻した。
これ以上お前と話すことはないなと言わんばかりに 彼の素っ気無い言葉が、態度が、小さな棘のように私の心を突き刺していく。

ねぇ、私は今アナタの目の前にいるんだからせめて視線くらい向けてよ…。


「あ、私この後図書館行く予定だから…もう、行くね」
「………」


席を立ちそう声をかけてみても彼は私の方を見ようとはしない。
せめて、私の言った言葉にくらい一言でもいいから返事を返してくれても…と思いながらも 結局どうすることも出来やしない。


「じゃあ、アキラによろしくね」
「……待て、俺も行く」
「えっ…?」


一言告げ踵を返した私に向かって不意に返ってきた跡部くんの言葉。
それに驚き、私は目を瞠って彼を振り返った。
私が振り返った先では跡部くんが本を閉じ、立ち上がると上着を羽織っている。

そんな彼の言った言葉を理解しきれていない私はジッと彼を見つめたままその場で固まっていた。 想定外のことすぎて脳が現状を把握しても処理しきれないのだ。
“俺も行く”?それってどういうこと?


「何ボケっとしてやがる、さっさと行くぞ」


そんな跡部くんの言葉に胸のざわつきが寄り一層高鳴った。
そう、これは………


“デジャヴ”だ。


「えっ、ちょ…跡部くん?」
「一回じゃ理解出来なかったのか?俺も一緒に行くっつってんだよ」


跡部くんはそう言うとまた前を向きなおしカフェの出口へと向かっていく。
私は数秒その場から動けず、ただざわめいている自分の心に酷く動揺していた。
跡部くんが何を考えているのかワカラナイ。

どうして今更私と普通に会えるの?話せるの?
どうしてそんな私の心を揺るがすことを言うの?


『ねぇ景吾、今日はさ図書館にでも行かない?』
『図書館か…』
『そう!図書館の近くにあるカフェでお昼御飯食べて、それから行くの』
『……フン、まぁ良いだろう』
『え…?い、いの?…って景吾?』


『何ボケっとしてやがる、さっさと行くぞ』





「どうして?分かってて同じことを言ってるの?」


呟くような声で言った私のそんな言葉は跡部くんに届くことはなく 勿論その答えが返ってくるはずもなかった。

昔を呼び戻させる跡部くんの言葉。
彼は私を憎んでいるのだろうか。
幼かった馬鹿みたいな私の思考、愛情、友情…。
それらが全てを脆く壊していったんだ。




そう、崩壊のキーワードは「サヨナラ」





b a c k   or   n e x t
二話目にして早速跡部との絡み。 いや、絡んでこそ意味があるんですけども…跡部は俺様で行動派なのでね。 てか跡部って同年代の人に遠慮するってことってあるんだろうか(笑
なんかイマイチ想像できません。常に偉そうかつそれに見合うだけのものがある人って感じ…中学生なのに。 こんな大人びた中学生ありなんですか、そうですか。

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(2010.02.03 スルガ)