People searching desperately outside themselves,
Caught up in thinking of what never helped.
And I'd forgotten too that love exist inside of me as in those that I wanted from I feel you now.





Maintenant deja, je n'ai pas arrive recherchez.




「ねぇ、ずっと思ってたんだけど彼氏作んないの?」


昼下がりの割りと賑わっているカフェのとある一角。
そう言ったのは目の前で私を見ながら紅茶を啜っている親友の鈴木アキラだ。
私は突然のアキラの言葉にコーヒーカップを持ったまま固まった。


「な、に…どしたの?イキナリ」
「いや、モテるのに彼氏作んないから何でかなーって」


そんなアキラの言葉に私は内心酷く狼狽え心臓はバクバクと跳ねあがっていた。 イキナリの質問に驚いた、というように上手く振る舞えただろうか。
どこか挙動不審のようなおかしな点はなかっただろうか。不安だった。
だってアキラに恋愛事で相談などしたことはなかったが、私には好きな人がいる。 それもアキラのよく知る…アキラに決して知られてはいけない相手。

アキラの恋人である跡部景吾

それが私が思いを寄せる人だった。
だけど、そんなことアキラにも誰にも言える訳なくて…諦めようと何度も思った。
思ったけれど、どうしても出来なかった。 彼のことを見る度に、話をする度に気持ちは募るばかりで断ち切ることなんてそれこそ不可能で。
だからといって親友の恋人に手を出すことなんて出来る訳がない。


「うーん、今は別に彼氏欲しいとか思わないし」
「そうなの?勿体ない。可愛いからすぐ出来そうなのに」

(だったら貴方の彼を私に譲ってくれる?)


なんて、こんなことを一瞬でも考えてしまう私はなんて醜く浅ましいのだろう。
思い合ってる二人の間を裂いてまで彼を自分のものにしたいだなんて。
そんなこと出来る筈がない。第一、彼がアキラを捨てて私なんかを選ぶなんてあり得ない。




「あれ?景吾、景吾じゃない?」


そんなアキラの大きな声で言った“景吾”という名前を聞き過剰に反応してしまう。 こんな恋、不毛なだけだって解ってるのに。


「…アキラ、とか」
「私たちは丁度お茶してたとこなんだ。景吾は一人?」
「あぁ。ちょっと本屋にな」
「ごめんねー?今日とデートだったから」


目の前で繰り広げられる恋人同士の会話を無理矢理シャットダウンし意識を飛ばすようにボーっと辺りを眺めた。
だけど、目の端には楽しそうに笑顔を浮べるアキラと跡部くんの姿が入ってくる。
見たくないのに、そんな光景見たくないのに結局は彼が気になってしまう。


『ずっと、一緒にいようね』
『そうだな』

――、大好きだよ』



フッとそんな過去の思い出が頭に過ぎり、酷く胸を締め付けられた。
前の恋人。誰よりも大好きでずっと一緒にいられると信じ思い込んでいた幼い少し前の私。 未来のことなんて誰にも分からないのにそんな約束をしていた幼い自分が酷く滑稽に思えた。


?ボーっとしてどうしたの?」
「えっ?あ、ううん。二人の話の邪魔しちゃ悪いと思ってね」


突然アキラに声をかけられ思考の渦から引きずり出された。
どうせなら滑稽でもいい、過去に戻ることが出来たら、そこに留まれたらどれだけ幸せだろうか。
過去に戻ることが出来たらこんな不毛な恋もしなくて済むのに。

目の前に並んでいる二人の姿に胸が締め付けられる。
分かってるのにどうして諦めないのよ。

こんな馬鹿な自分を嫌っても憎んでも思いが変わることはない。
お願いだからせめて私の目の前からいなくなってよ。 仲の良いところを見せ付けたりしないで。 これ以上、私を醜くさせないでよ……。

本当になんて勝手な思いなんだろう。これはただの嫉妬にすぎない。
二人は悪くないのだ。悪いのは勝手すぎる私。


「じゃあ私はお邪魔だろうから、そろそろ帰ろうかな」
「えぇー!帰っちゃうの?私たちに遠慮なんてしなくて良いんだよ?ねぇ景吾」
「ううん、私このあと他にも人と会う約束してるから」


そう言うとアキラも納得したようで、私は彼の方を見ることなくカフェを後にした。
今の私には彼の目を見る勇気なんて少しもなかった。




『ずっと、一緒にいようね』

『そうだな』




『景吾、大好きだよ』






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以前、別の作品で書いた話をテニスの王子様用に書き直してみました。 今から3年ほど前に書いたもので内容はまぁありがちな感じですが…こういうお話が大好きで 一度は書きたいと思っていたものなんです。しかし3年前に書いただけあって文章が色々酷かった(笑) 修正などではなく思いっきり書き直してますので新連載ということで暫くお付き合い頂けたらと思います。 ストーリーはラストまで出来あがってるので執筆のみ頑張ります!
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(2010.02.03 スルガ)